今日も元気におかわり無料、どうもおにぎり(光)です。以前書いた、「公私混同筋トレ話」の★の数が少ないらしく、バチボコにキレられてしまいました。まあアイドルも事務所も関係ない、個人の日記みたいな記事だったし仕方ない。最後にザリガニョンズ絡めたけどさすがに無理があったか。
はじめに
ってことで、今回は真っ向から(！)アイドルに関するお話をしましょ……って、そもそもアイドルって何だよ。具体例はみんなよく知ってる。AKB、SMAP、King & Prince、乃木坂、モーニング娘。、……等々。「じゃあそれを総括する定義ってのは何よ」と聞かれると困らない？俺は困る。
こういうとき、現代文の教科書の文章とかなら、「辞書をひくと……」云々やるんだろうけど、生憎これは評論文ではないので割愛。話が終わっちゃうかもしんないし。 「アイドルとは何か」なんてわかんねえし、「アイドルとみんなが考えるだろう共通の要素はどんなものか」ってところから考えてみよう。
「アイドルらしさ」って何だよ
本記事では、「みんながアイドルにもってるであろうイメージ」から考えます。すなわち「アイドルらしさ」の構成要素は何かを以下で探っていく。
アイドルにはファンがいる。ファンはアイドルに恋愛感情を持っている。多くのファンはアイドルからすると異性である。ファンが応援する動機は恋愛感情だから、応援されたいと思う限り、アイドルによる特定の異性(ファン含む)との交際等は、禁止されるか、少なくともその露見は控えなければならないものとされる(恋愛禁止、清純)。
……ってなところでしょうか。少なくとも日本ではこれがメジャーなアイドル観なように思われます。男女二元論、異性愛主義、モノガミー的恋愛観(恋人は一人でなければならないし、よって一人と恋愛するならばその他と恋愛はしてはならない)を前提とした、アイドルとファンとの関係がここにある。
もちろん、すべてのアイドル(及びファン)がこれに該当するとは限らない(たとえば「推し」という言葉は恋愛感情ではないことも包括するものだろう)。しかし、中心的なイメージは以上のものであり、例外的、「異端」とされるアイドルはこうしたイメージから逸脱したものだろう。いわゆる「地下アイドル」もファンとの恋愛が暴露されニュースとなる時代である。「アイドル」という言葉には、以上のイメージがこびりついているということはいえるだろう。
アイドルらしくないアイドル？
嘘が完全な愛だかなんだか知りませんが、こうしたアイドル━ファンの関係を守るための嘘として、こうした不自然なイメージを多かれ少なかれ引き受けているのが今日のアイドルでしょう。一緒に写真を撮ったりだとか、握手をしたりだとか、「人同士の交流」のテイでファンとの関係を演じている。
じゃあ、そもそもファンと関わる気のないアイドルがいたとしたら？「アイドルらしさ」の部分否定ではなく、前提となるファンとの関係さえなおざりにする存在がいたとしたら、それはアイドルといえるか。
あるいは、交流するとしても、アイドルの人格とは無縁の、「設定」(嘘)しかファンには触れられず、かつ、そのことをファンも十分に自覚しているとしたら？(「嘘」というのは、言明に含まれる命題の真偽につき、他者の判断を意図的に誤らせることだと考えています。そのためには、「誤らせ」ようという意図そのものは他者には察知されないことが重要です。その隠蔽を行わないどころか示唆したうえでの「嘘」は嘘として成立するのでしょうか？)
おわりに
そんなことするアイドルがいたとしたら、最高にイカれてるし最高にイカしてると思いませんか？そんなふうに思ってくれるあなたに朗報、「ファンを置きざりにするアイドル」というコンセプト(暫定)のアイドルグループ、ウチにあります。ザリガニョンズと申す。
え？イカしてるとは思わないって？じゃあ、ザリガニョンズのことは嫌いでも、おにぎりのことは嫌いにならないでください。ってことで★よろ！
