どうも、アメザリズ・スタッフの Neo です。
今回は Blender で VRM ファイルを読み込む方法、そして前回の記事で作成したハート型のアクセサリを適用する手順を紹介します。
目次
- VRM アドオンをダウンロード・インストールする
- VRM ファイルを読み込む
- アクセサリを追加する
- アクセサリを頭部の動きに追従するよう関連付ける
- VRM ファイルに書き出す
- 今回はココまで
- 参考文献
VRM アドオンをダウンロード・インストールする
- 以下の公式サイトより VRM アドオンの Zip ファイルをダウンロードする
- 公式サイト : VRM Add-on for Blender
- 「Download Latest Version (Version 2.20.23) December 5, 2023 UTC」リンクをクリックして Zip ファイルをダウンロードする
- Blender を開き、左上メニュー「編集」 → プリファレンス を選択する
- アドオン に進み、「インストール」ボタンを押して先程ダウンロードした Zip ファイルを選択する
- 「インポート/エクスポート: VRM format」が追加されればアドオンのインストール完了、チェックは付けておくこと
コレで Blender で VRM ファイルを読み込み・書き出しできるようになりました。
VRM ファイルを読み込む
- Blender で新規作成を始める。最初にある立方体は
X
で削除する - 左上メニュー「ファイル」 → インポート → VRM (.vrm) を選択し、VRM ファイルをインポートする
- 身体を選択し
Tab
で「編集モード」に切り替え、P
キーを押して「マテリアルで (分離)」を選択する- 顔は選択しないこと。表情が変えられなくなる
Tab
で「オブジェクトモード」に戻る
アクセサリを追加する
- ハートを作成した
.blend
ファイルを開いて、ハートのオブジェクトを右クリック → コピー する - 元の
.blend
ファイルに戻り、「貼り付け」することでハートのオブジェクトを持ってくる S
で縮小・R
で回転・G
で移動 (いずれもX
・Y
・Z
で3次元を選択可) し、目元にハートを配置する
コレでハートの型を目元に持ってこられました。
アクセサリを頭部の動きに追従するよう関連付ける
このままだと、ハート型のアクセサリは目の近くに浮いているだけで、頭と追従して動いてくれません。そこで、頭部のボーンと親子関係を作って関連付けます。
- 右メニュー「オブジェクト」 → 関係 タブを開く
- 「ペアレント:
Armature
」を選択し、「親タイプ:ボーン
」を選択、「親ボーン:J_Bip_C_Head
」と選択して頭部のボーンと親子関係を作る - ハートの位置がズレる (関連付けた頭部のボーン基準の位置になってしまう) ので、再度配置をし直す
- ボーンをクリックし
Ctrl + Tab
で「ポーズモード」に切り替える - 頭のボーンを選択し、
R
で回転させた時にハートのオブジェクトが追従していることを確認する
ハートのアクセサリが頭部と一緒に動いてくれることを確認できたら作業は完了です。
VRM ファイルに書き出す
元々の 3D アバターと、自作したハート型のアクセサリをまとめて一つの VRM ファイルとして書き出します。
- 全てのオブジェクトを選択した状態で、左上メニュー「ファイル」 → エクスポート → VRM (.vrm) を選択し、VRM ファイル形式でエクスポートする
出力された .vrm
ファイルを、試しに VIRTU で読み込んでみましょう。
頭の動きに合わせてハートが追従してくれていることが確認できました。
今回はココまで
本来は「ハート型の眼帯」なので、眼帯として見えるように紐を付けてやらないといけないワケですが、今回はココまでとします。次回は眼帯の紐を作成していきます。